医療の発展、制度の充実に伴い、少しずつですが人工呼吸器ユーザーが地域生活を実現し、社会参加する機会が増えています。それに伴い生活スタイルも変化し、人工呼吸器ユーザーが人工呼吸器を選択する条件も変わってき、より使いやすいものを求めるようになります。 他にどんな呼吸器があるのか、どんなサポート機器があるのか、という知識を持っているか持っていないかでは、人工呼吸器を使いながら生活をしていくにあたっての心構えや快適さもずいぶん変わってきます。
このたび、人工呼吸器を取り扱う企業の協力を得て製品のデモンストレーションを行い、人工呼吸器について学ぶ学習会を、2014年9月13日(土)~14日(日)に、東京都府中市にあるルミエール府中にて開催しました。 2日間で総勢92人の、人工呼吸ユーザーとそのご家族、医療・福祉関係者、学生等の方々が参加されました。
本学習会では人工呼吸器関連機器を扱う8社の企業をお招きし、各機器に関し説明いただきました。。参加企業は、アイ・エム・アイ株式会社、コヴィディエン株式会社、チェスト株式会社、T社、株式会社東機貿、フクダライフテック株式会社、フィリップス・レスピロニクス合同会社、パシフィックメディコ株式会社です(五十音順)。ユーザー当事者が主催したイベントにおいて当事者に対し機器を説明するという機会は類がなく、参加企業にとっても非常に貴重な機会であり、やり甲斐を感じたとの声があがりました。また、様々な呼吸器ユーザーと直接話ができ楽しい時間を過ごせたとの声も聞きました。
参加者からは、東京都以外を含め様々な地域での学習会の開催や、地域生活を送る人工呼吸器ユーザーの声を聞く場や意見交換の時間が欲しいとの声が上がっており、今後、一人でも多くの呼吸器ユーザーが人工呼吸器について知る機会を増やしていけたらと思います。
受付 開会の挨拶(呼ネット代表 小田政利)
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